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Webサイトのアドレス(URL)に「www」は必要?

【ホームページ制作 名古屋 ブログ】Webサイトのアドレス(URL)に「www」は必要?

Webサイトのアドレスには「www」が付いていたり、付いていなかったりします。
新たにWebサイトを立ち上げる際に、この「www」が付いていた方がいいのか、付けなくてもいいのか、悩まれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

結論から言うと、「www」を付ける必要はありません。
ですが、付けても構いません。

実はWebサイトのアドレスに「www」が付いているのは、「World Wide Web」が開発された当時の仕様の名残なのです。

「www」は、「World Wide Web」開発当時の仕様の名残

「World Wide Web」は、1989年に欧州原子核研究機構(CERN)に在籍していたティム・バーナーズ=リーによって発明されました。
「World Wide Web」は、文書(テキスト)を相互に結びつけて(リンクさせて)組織化することで、単一文書の限界を超えることを目的とした「ハイパーテキストシステム」と呼ばれる仕組みです。
この「World Wide Web」の仕組みが、インターネットという情報ネットワーク上に構築されたことで、現在のインターネット環境ができあがりました。

しかし、インターネットを利用してデータをやり取りする仕組みは「World Wide Web」だけではありません。
「Eメール(電子メール)」も同様にインターネットを介してデータをやり取りします。
「Eメール」の開発はインターネット自体の開発よりも古く、インターネットが誕生してすぐに利用され始めたのは「Eメール」でした。

Eメールのアドレスは、「●●●@◯◯◯.com」のような形式になっていて、@の後ろにドメインがあります。
Webサイトのアドレスにもドメインが使われますが、「World Wide Web」が開発された当初、仕組み上、EメールのアドレスとWebサイトのアドレスを区別するために、Webサイトのアドレスには「www」が付けられました。
現在のインターネットでは、「www」が付いていなくてもWebサイトのアドレスはEメールのアドレスとは明確に区別されて扱われているので、「www」を付ける必要はありません。
今でも「www」が付いたアドレスが多いのは、当時の名残なのです。

「www」の有無に関して気をつけなければいけないポイント

最初に書いたとおり、URLに「www」を付ける必要はなく、付けても付けなくても構いませんが、Webサイトを制作/管理する上ではこの有無を意識しておく必要があります。

「www」有りでも「www」無しでもアクセスできるようにする

時々あるのが、「www」の有無でどちらかがアクセスできないWebサイトです。
ブラウザにURLを直接入力する場合などには「www」を付け忘れたり、不要なのに付けてしまったりすることもあるので、どちらでもアクセスできるようにしておくべきです。
これにはサーバーのDNS設定を調整する必要がありますが、レンタルサーバーなどでは最初からどちらでもアクセスできるようになっていることが多いです。
なお、最近のブラウザは、「https://www.」を省略して、例えば「seto-web.com」のみ入力してもアクセスできるので、以前に比べると誤って404 Not Foundが表示されることは少なくなったかもしれません。
ただ、「https://」から入力してしまうとやはり「www」の有無まできちんと入力しなければいけません。

Googleは「www」有りのURLと「www」無しのURLを別サイトとして認識する

前述の通り、「www」有りと無しのどちらでもアクセスできるようにしておく必要がありますが、Googleは「www」有りのURLと「www」無しのURLを別サイトとして認識します。
これがどのような問題につながるかと言うと、本来なら1つのサイトに与えられるSEO評価が、2つのサイトに分散してしまうのです。
SEOによる集客を考える上ではこれは大きな問題になります。
解決方法は、「www」有り、または、「www」無しのどちらかを本来のURLに決めて、一方からメインのURLにリダイレクト(転送)してあげることです。
そうすることで、Googleは転送先のURLが、そのサイトの本来のURLだと認識してくれます。
リダイレクトの設定は、htaccessファイルへの記述によって行うことが一般的ですが、一部のレンタルサーバーなどではサーバー設定で対応できる場合もあります。

なお、今では当たり前になりつつあるSSLですが、「http〜」と「https〜」の違いもGoogleは別のWebサイトとして認識します。
なので、「www」の有無に加えて、SSLの「s」の有無も含めた4パターンをリダイレクトによって統一しておく必要があります。
例えば、当サイトのURLは「https://seto-web.com」ですが、以下のどれにアクセスしてもこのURLにリダイレクトされるようになっています。

https://seto-web.com 【メインのURL】 s有り、www無し
http://seto-web.com s無し、www無し
https://www.seto-web.com s有り、www有り
http://www.seto-web.com s無し、www無し

このようにすべてのパターンからメインのURLにリダイレクトされるように設定しましょう。

ホームページ制作 名古屋 Web制作会社セト

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