スマホ対応
Webサイトはスマホ対応必須の時代に
Googleもスマホ優先
2018年3月、Googleは「モバイル ファースト インデックス(通称:MFI)」を開始しました。MFIの開始によって、これまでPCサイトの評価に基づいてモバイルサイトの検索ランキングを決定していたのが、逆にモバイルサイトの評価に基づいてPCサイトの検索ランキングを決定するようになりました。主従関係が逆転したというわけです。
MFI以前の検索ランキング決定方法
PCサイトの評価を元にモバイルサイトの検索ランキングも決定される
(主)PCサイト
(従)モバイルサイト
MFI後の検索ランキング決定方法
モバイルサイトの評価を元にPCサイトの検索ランキングも決定される
(主)モバイルサイト
(従)PCサイト
すべてのWebサイトにモバイル ファースト インデックスが適用される
既存のWebサイトに対しては、スマホ対応ができているWebサイトから順次MFIが適用されています。しかし2019年1月以降、新規のWebサイトはすべてMFIが適用されるようになりました。これからWebサイトを制作するのであれば、モバイルサイトの評価によってPCサイトの検索ランキングも決まります。
※モバイルサイトがない場合(スマホ対応されていない場合)は、PCサイトが評価対象になります。
この変化の背景には、PCからの検索数よりも、スマートフォンからの検索数のほうが多くなったことがあります。
Webサイトのアクセス数を見ても、BtoCビジネスのWebサイトや、採用サイトなどでは7割〜8割がスマートフォンからのアクセスになることは珍しくありません。
【参考】モバイル ファースト インデックスを開始します | Googleウェブマスター向け公式ブログ
https://webmaster-ja.googleblog.com/2018/03/rolling-out-mobile-first-indexing.html
【参考】モバイル ファースト インデックス登録に関するおすすめの方法 | Google 検索デベロッパー ガイド
https://developers.google.com/search/mobile-sites/mobile-first-indexing?hl=ja
モバイル ファースト インデックス対応の注意点
MFIで特に注意が必要なのは、モバイルサイトとPCサイトが同じコンテンツになるようにする、ということです。モバイルサイトは画面が小さいため、意図的にコンテンツを減らしているWebサイトがありますが、MFIが適用されたWebサイトはモバイルサイトの評価に基づいて検索ランキングが決定されるので、検索順位が下がってしまう可能性もあります。
Webサイトのスマホ対応方法
3つのスマホ対応方法
Webサイトのスマホ対応には大きく分けて3つの方法があります。
- レスポンシブ ウェブ デザイン
- 動的配信(同じURL)
- 独立したモバイルサイト(別々のURL)
レスポンシブ ウェブ デザイン
レスポンシブ ウェブ デザインで作られたホームページは、画面サイズやブラウザの種類によってレイアウトが最適なものに変化します。管理が煩雑にならないことや、モバイルサイトとPCサイトでコンテンツが同じになるため、Googleも推奨している方法です。
ただし、構成要素が非常に多いページなどでは適さない場合もあります。
動的配信(同じURL)
不動産情報サイトや求人サイトのように、データベースを使って大量のページを生成したり、ページの構成要素が多いWebサイトでよく採用される方法です。モバイルサイトとPCサイトで別々のテンプレートを使用しますが、どちらも同じURLで配信されます。
テンプレートが分かれているのでデバイスに最適なレイアウトを作りやすいというメリットがありますが、逆に管理は煩雑になります。
独立したモバイルサイト(別々のURL)
モバイルサイトとPCサイトを別々に制作し、ブラウザの種類によって表示するWebサイトを変える方法です。ガラケーが主流だった時代にはこの方法が多く採られましたが、スマートフォンが主流の現在ではメリットが少なく、あまり見かけなくなりました。
どの方法で対応すればいい?
一部の大規模サイトを除けば、ほとんどのWebサイトはレスポンシブ ウェブ デザインを採用するべきです。
動的配信は、デバイスに応じて細かな最適化ができる反面、管理するテンプレートが多くなるため手間もコストもかかります。
独立したモバイルサイトは、現在ではデメリットのほうが多いので、他に方法がないような場合を除けば検討する価値はありません。
スマホ対応の一歩先「モバイルファースト」
モバイルファーストとは、言葉の通り、モバイル(スマートフォン)を最優先にするという考え方です。
BtoBビジネスのコーポレートサイトなどでは今でもPCからのアクセスが多くなりますが、BtoCビジネスのコーポレートサイトや採用サイトなどではスマホからのアクセスが80%を超えることもあります。
Webサイトを新たに制作する場合、これまではPCサイトのレイアウトやデザインを先に作ってから、それを元にスマホ対応を考えるのが一般的でした。しかし、スマートフォンからのアクセスが多いと予想される場合には、モバイルサイトから先に検討する必要があります。
SETOのスマホ対応
SETOは様々なスマートフォン最適化手法に対応できるため、Webサイトのタイプやターゲットに応じて最適なモバイルサイトをご提案します。
すでにWebサイトがあって、サイトリニューアルではなくスマホ対応のみ行いたい場合でも、スマホ対応ツールなどを利用することで素早く、安価にスマートフォン最適化を行うことができます。
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